interview

人間として素晴らしい方々と働けるというのは、何にも代え難い。

交通事故事業部 副統括マネージャー出川 貴子(7年目)
交通事故事業部 副統括マネージャー 出川 貴子

※インタビュー内容は取材当時のものになります。

出川さんはALGに入所されてどのくらい経たれていますか?
私は入所して3年ほど経ちました。
出川さんの前職について教えてください。ALGに入所する前は、どのようなお仕事をされていたのですか?
前職もまったく同じで、法律事務所で交通事故に関する事案を扱う部署に所属していました。
前職も他の法律事務所で交通事故を担当されていらしたのですね!どのくらい勤めていらしたのですか?
2年半くらいですかね。
転職を決意されたきっかけは何だったのでしょう?
前の事務所は、同じ交通事故という分野でも、1つの事案をいくつかのセクションに分けて担当するといった、完全分業制を採用していました。
ちなみに私は、事故で負った怪我の“治療中”といったセクションを担当していたんです。
なるほど。同じ法律事務所の交通事故という分野でも、事務所によって運用が異なるのですね。
そうなんです。
交通事故の事案って、損害賠償請求をしていくうえで解決に至るまでには、さまざまなタイミングがあるんですよね。
ただ、前の事務所は分業制なので、お客様から質問を受けても担当セクション以外のことはお答えできないという決まりがありました。
確かに担当する部分の深い知識は身につけられるのですが、とにかく狭かったんです。
お客様にしてみれば、担当云々というのは関係なくて、いろんなタイミングでいろんな疑問が浮かぶのに、それにお答えできないのがすごく歯がゆくて……
「お客様の力になれている」というよりは、ベルトコンベアで同じ単純作業を永遠に繰り返しているような感覚になってしまいました。
真の意味で、「お客様の力になりたい」と思ったため、転職を決意しました。
なぜ、ALGに応募を決意されたのでしょうか?
応募する際のリサーチのためにALGのホームページをみたとき、「顧客感動」というワードを見つけたからですね。
前の事務所では、顧客“満足”や顧客“感動”というよりも、能率・効率良くこなすことに注力していました。
もちろん、スムーズに終えることで結果的に顧客満足につながることもあったのかもしれませんが、私はお客様に寄り添いたいという思いが強くありました。
そう思っていた矢先、「顧客感動」というワードが視界に入ってきたときに、「“満足”の上をいく“感動”を人に与えられる仕事って何だろう」と同時に「やってみたい!」と思ったのがきっかけでした。
スタッフインタビュー
転職活動時は、他の企業にも応募されましたか?
業種は法律事務所に絞っていました。
できれば交通事故に携わっていたかったからです。
前の職場でも、交通事故の事案はやりがいがあるなと思っていたので。
他の法律事務所にも1件応募し、内定もいただいていましたが、実際に面接でALGの事務所に来た際の清潔感や、弁護士の先生や働いている事務の方々がとても素敵に見えたので、ここで働きたいと思い、ALGに決めました。
そもそもなぜ、交通事故に興味を持たれたのでしょうか?
交通事故って誰にでも起こり得るじゃないですか。
ある日突然誰かが加害者になったり、被害者になったりする。
それが自分かもしれないですし、大切な家族や友人かもしれない。
そういった意味で、誰が知っていても損はないと思うんです。
そう思うのが一つ。
他にも理由があるのですね?
あとは、東日本大震災の影響が大きいです。
私は、東北の三陸出身なのですが、実家が震災に遭った当時インフラがすべてなくなってしまいました。
三陸地方は、もともと高齢者も多い車社会だったのですが、インフラがストップしたことで交通事故が多発してしまったんですね。
他人事ではなかったですし、こういったことも交通事故に興味を持ったきっかけとなりました。
法律事務所以外のお仕事も経験されたことはありますか?
あります!
これも震災の影響を受けてだったのですが、茨城県でボランティアを行うといった仕事に就いていました。
実際エントリーされた後、どなたの面接を受けられたのですか?
私は、二次面接まで行っていただきました。
一次面接は、交通事故事業部と企業法務事業部のマネージャーの方々に行っていただき、二次面接は、前事業部長の日向先生、現事業部長の河上先生、企業法務部の事業部長である家永先生に行っていただきました。
緊張はされましたか?
緊張しました~!
でも、決して嫌な緊張ではありませんでした。
そして、日向先生をはじめとした女性陣が、とにかくオシャレで美人で……(笑)
THE事務職というよりは、華やかなイメージがあったことを鮮明に覚えています。
また、とにかく話を引き出してくださるのがとても上手で、緊張はしていたものの、会話のキャッチボールがしやすかったです。
緊張をほぐしてくださるようなお話もしてくださって、とても和やかな雰囲気でした。
入所する前と後では、ALGの印象にギャップや変化はありましたか?
ALGは、交通事故以外にも、民事や刑事、医療、企業法務などさまざまな事業部があるので、いろいろなことがカチッと決まっていて、自分の仕事もカッチリ決められているのかなと思っていました。
大企業の組織的なイメージといえばいいのでしょうか……
ところが、入所してみたら、風通しの良さにビックリしました。
私のような下っ端でも、意見をしたらその日のうちに先生方をはじめ、事務局の方々も取り入れてくださるんです。
例えば、「この作業は不要なのでは……?」とご提案すると、その日のうちに「確かに要らないね。じゃあ省略しよう」とか、逆に「これは必要なのでは……?」と進言すると、「確かに必要だね。明日から早速取り入れよう!」とか。
どんなに忙しくても聴く耳をもってくださいますし、取り入れてくださいます。
とにかく風通しが良くて、自分の意見が言いやすいのもあって、働きやすい環境だなとつくづく思っています。
そういった意味でギャップはありましたね。
スタッフインタビュー
弁護士の先生方も含め関係性がとても良好なことが窺えます。実際のところ、人間関係はいかがですか?
よくぞ訊いてくださいました(笑)
私も今までに何度か転職を経験しているのですが、働くなかで一番大切なのって、一緒に働くメンバーとの人間関係だと思うんです。
この点、私は今、本当に尊敬できる方々と働いています。
尊敬できる人間と仕事ができるって、何ものにも代えられないんですよね。
事務局は、本当に仲良しです。
7名しかいないので、変な話、お局がいたり、派閥があったりといった軋轢みたいなものはまずありません。
みんなが団結していてとにかく仲がいいです。
それが嬉しいですし、働きやすいですね。
弁護士の先生方も例外ではないと・・・?
もちろんです!
交通事故事業部の先生方の人間力がとにかく素晴らしいんです!
繰り返しになりますが、人間として素晴らしい方々と働けるというのは、何にも代え難い。
具体的にどういったところでそう感じられるのでしょうか?
先生方は、交通事故の事案でいっても、累計すると何万件という件数を扱っていらっしゃいます。
正直、お客様のお話を聴いていても、「つまりこういうこと」という慣れが出てしまってもおかしくないんです。
ですが、ALGの先生方は絶対にそんなことはしません。
毎回同じようなお話を伺っているだろうに、毎回親身になって、絶対に手を抜くことをしないんです。
くわえて、「これは事務の仕事だから」といった線引きもしません。
事務ができる仕事も率先して先生方が行ってくださるので、逆にこちらが慌ててしまうくらいなんです(笑)
そういったところからも、弁護士というよりは、本当に人として尊敬できるんですよね。
素晴らしいですね!そんなメンバーに囲まれた交通事故事業部の仕事内容について教えてください。
交通事故事業部の仕事としては、交通事故の被害に遭われた方の示談交渉の代理業務を行っています。
そのなかで事務として行っているのは、弁護士の窓口となって、電話対応や書類の処理、弁護士のスケジュール調整などです。
そこにプラスして、私は、勤怠管理や配転管理といった管理業務も担っています。
スタッフインタビュー
出川さんが仕事をするうえで、意識的に心がけていることはありますか?
慣れないでいようと思っています。
どうしても、慣れて変に知識がついてくると、弁護士でもないくせに先を読んでしまって大きなミスが起こりかねないんですよね。
正直、何度かヒヤリハットがあったのも事実です……(苦笑)
また、優先順位をつけすぎないでいようとも意識しています。
優先順位をつけてしまうと、どうしても下の順位のものはずっと動かないままになってしまいかねません。
そういったことがないように、優先順位ではなく、タスク管理を心がけています。
今までで忘れられないエピソードはありますか?
私たちには、交通事故の被害に遭われたお客様の怪我を治すことはできません。
ですので、せめて損害賠償を受けるうえでお力添えしたい。
交通事故の事案では、後遺障害の等級がとれるかどうかで、損害賠償金の金額がぐんと変わってくるので、等級の認定結果がポイントとなってくるんです。
そういった意味で、後遺障害等級を申請したときに、見込みよりも上の等級が取れたりすると、すごく嬉しいですね!
痛い思いをされたり、不幸な目に遭われたりしたお客様が、少しでも報われるだけでなく、お電話で感謝の言葉をかけてくださった暁には、ウルッとくることもあります。
逆に悔しくて忘れられないエピソードは?
その逆の出来事があったときですね。
こんなに痛がっていらっしゃるのに認めてもらえない……といったときです。
ただ、非該当だからといって、ウチの先生方は怯むことなく、「では異議の申立てをしよう!」と依頼者に提案し、対応してくださいます。
そういったところも尊敬しますね。カッコイイなと思っています。
改めて、今の仕事の“やりがい”について教えてください。
事故の被害者、弱い立場の方々にお力添えできるというところが一番のやりがいじゃないかなと思います。
交通事故の制度って日本はちょっとおかしいところもあって。
加害者側は保険会社が対応するので加害者自身は何もしなくていいのに、被害者側は自分で何でもやらなくてはいけないんです。
そんなとき、痛い思いをしていらっしゃる方々には治療に専念していただいて、「損害賠償請求面は我々に任せてください!」というサポートができるところにやりがいを感じています。
今後チャレンジされたいことはありますか?
恥ずかしながら、最近、自分でも勉強をしようと思い立ち、行政書士の資格取得にチャレンジしていこうかなと思っています。
行政書士の資格があると、後遺障害等級の申請ができるようになるので、業務においても幅が広がるのと、専門的な知識を駆使できるのかなと思ったためです。
自分的にはそれにチャレンジして、より交通事故被害に遭われた方々に寄り添って、かつ、先生方のアシストももっとできるようになれれば嬉しいなと思っています。
スタッフインタビュー
応募を考えている方に向けて、あったらいい資格・経験・スキルなどはありますか?
資格でいえば、あって役立つのは行政書士などでしょうか。
あとは、法学部出身の方も、出てくる専門用語はすぐに飲み込めると思うので強いと思います。
私は心理学部を出ていて法学部でも何でもないので、この業界に入ったときにわからない単語が多くて苦労しました(苦笑)
逆をいえば、そういったものがなくてもできるのがこの仕事です。
資格はあるに越したことはないのですが、一番必要なのはホスピタリティかなと思います。
事故に遭って、お心もお身体も傷ついていらっしゃる方に対しても思いやりをもって接することが求められます。
一緒に働く先生方や同僚に対しても、ちょっとした気遣いができるだけでも、不思議と仕事の効率がぐんと上がるんですよね。
資格なんて二の次でいいので、やる気とホスピタリティのある方は向いているのではないかと思います。
最後に、応募を考えている方に向けてメッセージをお願いします。
ALGでの仕事は、やりがいがあるうえに、人として尊敬できる方と働くことができます。
無茶な残業などもないホワイトな企業で自分の時間も作れるので、向上心のある方にとって、もってこいの職場です。
ぜひ一緒に働きましょう!

ある1日のスケジュール

9:30出社・メールチェック、朝礼、案件の配転
10:00クライアントや保険会社との電話対応、及び書面作成
11:00裁判所のWEB会議準備
12:00お昼休憩
13:00 クライアントや保険会社との電話対応、及び書面作成
14:00郵便できた書面の対応
17:00翌日の案件の配転決め、受付と案件の内容についての電話対応等
18:30帰宅

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