私はみんなの上司であり、チームメイトでもあるというバランスです

企業法務事業部 統括マネージャー城戸 瑠衣(11年目)
企業法務事業部 統括マネージャー 城戸 瑠衣

※インタビュー内容は取材当時のものになります。

ALGに入所した理由

「いつか法律事務所で働いてみたい」という思いがあり転職を決意

城戸さんはALGに入所されてどのくらい経たれていますか?
私は2013年10月に入所したので、8年経って9年目に入ったところです。
城戸さんの前職について教えてください。ALGに入所する前は、どのようなお仕事をされていたのですか?
保険の営業マンでした。
主に生命保険を扱っていたのですが、新卒から1年半ほど勤めていました。
転職を決意されたきっかけは何だったのでしょう?
1年目はがむしゃらに頑張って、2年目にはグループリーダーになりました。グループリーダーになって後輩を教える立場になったときに、ジレンマが生じてしまったからですね。
他社研究を重ねていくと、自分の扱っている商品が、お客様にとってベストではないとわかりながら売る苦しさを感じるようになりました。
しかしグループの目標を達成するためには後輩にも数字を出させないといけない。自社の商品に自信が持てず、半ばお客様に嘘をついているようで自分自身も嫌でしたし、それを後輩にも求めなくてはいけないのが辛かったですね。
キャリアステップインタビュー
なるほど。では、そんな転職を決意されたとき、なぜALGに応募しようと思われたのでしょう?
法律に興味があったのが大きいと思います。
幼少期を海外で過ごし、日本に帰国したときに様々な場面でカルチャーショックを受けました。そこから法律に興味を持ちました。
まだ子供といえる時期に!なぜ法律に興味を持たれたのですか?
私が住んでいた国では警察官がいる前で未成年が堂々とタバコを吸ったり、スーパーでお金を払う前に商品を食べてしまったりすることが日常的にあったんです(笑)。空き巣が入って通報しても書類を1枚書かされるだけで家の様子を見に来ることもなかったり。
そんな幼少期を過ごしてきて、日本に帰ってきた時にものすごくショックを受けたのですが、母親から「日本は法律などがきちんとしているからだよ」と教えてもらったのもあって、法律に興味を持ったんですよね。
そんなルーツがあって、漠然と「いつか法律事務所で働いてみたい」という思いがありました。
法律事務所に絞って転職活動をされたのですか?
そうですね。保険の営業で1年半という短い期間ではあったものの、一生分の苦労をしたと言えるくらいの経験をしたので(笑)、今度は興味のある法律の分野で、弁護士の縁の下の力持ち的な役割を担いたいと思いました。 「人のために働きたい」という思いが強く、自分が精一杯努力することで誰かが働きやすくなったらいいなと、サポート役に徹しようと決意しました。
面接は緊張されましたか?
弁護士の方からどんな質問をされるんだろうと緊張はしましたが、とっても和やかな雰囲気で楽しかったのを覚えていますね。
キャリアステップインタビュー
現在の仕事とALGでのキャリア

ミスをしたにもかかわらず、本当の私を見て、評価してくれた

ALGに入所後の所属部署はどちらだったのですか?
入所当初から現在に至るまで、企業法務事業部です。
現在は企業法務事業部で、統括マネージャーでいらっしゃるんですよね?その前は、ユニットリーダーやセクションチーフも経ていらっしゃるのですか?
入所して1年後には、ユニットリーダーを経ずにセクションチーフになっていました。
その後、統括マネージャー代理、統括マネージャーと昇進していきました。
ALG人生において訪れた転機はありましたか?
ありました!もうこれしかないっていうくらい(笑)
入所4ヶ月後に大きなミスをしたんです。
“ミス”……!差支えのない範囲で教えていただけますか?
私といえば……と語り継がれるであろう、とんでもないミスです。
原因自体は些細なケアレスミスだったのですが、一歩間違えばとんでもない事態になっていました。本当に落ち込んで、落ち込んで……どん底をみました。
このミスにより、私は完全にみなさんからの信用・信頼を失ったと思いました。
すごく辛い状況ですね。どう乗り越えられたのですか?
仕事で失った信用・信頼は、仕事でしか取り返せないと思ったんです。
どうもがいても、信用・信頼を取り戻すには仕事を一生懸命にやるしかない。
「仕事をとにかく一生懸命やろう!」「全力でやろう!」と決意しました。
そこから心を入れ替えましたね。
キャリアステップインタビュー
その頑張りが認められて、8ヶ月後にはセクションチーフに任命されたと。
ビックリですよね……当時は私が最速でのセクションチーフ任命といわれました。信じられませんでしたね。
ミスはないほうがいいものの、ものすごい転機となったのですね。
そうですね。そして、この事務所を辞められない理由でもあります。
あのようなミスをしたにもかかわらず、本当の私を見て、評価してくださいました。本当にありがたいですし、その気持ちを無駄にしたくないと思っています。
頑張ったところをきちんと見てくれて、評価していただけるという環境はありがたいですね。
本当にそう思います。部下の頑張ったところをきちんと見て、評価してくださっていました。なので、私も部下に同じようでありたいと心掛けています。
入所前と入所後でALGの印象にギャップはありましたか?
特になかったですね。「どんなところなんだろう?」という思いで入所したので、想像と違ったというようなことは感じなかったです。
ただ、弁護士と事務員の距離が近くて、いつでも話しかけたら優しく対応してもらえるというのは、すごく嬉しい驚きでした。
キャリアステップインタビュー
今後の展望

拠点間の現場を統率するような役割を担っていきたい

城戸さんは、産休・育休を取得され、復帰されてきたんですよね。現在は時短勤務をされているとのことですが、実際働かれてみていかがですか?
私は、役職者でもあるので、優先順位を決めながらうまくこなすようにしています。
ALGは、業務量が多いのなら残業してまで仕事をしろという事務所ではありません。
残業がなくても機能するような体制にするために、私たち役職者が、人員や業務量の調整、誰かが大変な時にはカバー・サポートできるようにしています。
現在統括マネージャーという立場でもありますが、人間関係を築くうえで意識していらっしゃることはありますか?
私はみんなの上司であり、チームメイトでもあるというバランスですかね。
上司として、何かあったら言ってきなよという風格は保ちながら、私もチームの仲間なんだよという振る舞いも大切にしています。一緒に悩んだり、あなたはどう思う?と意見を尊重したり。
どちらも、偏り過ぎてしまうとまとまりがなくなってしまうので、均衡を保てるように意識していますね。
今後チャレンジされたいことはありますか?
もっともっと先の目標ですが、いつかは拠点間の現場を統率するような役割を担っていきたいですね。
現場レベル・事務局レベルで拠点間のズレなどをチェックして、どの拠点も、誰もがベストな対応ができるようにしていきたいです。
これは、事務局の育成にもつながってくると思います。
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応募を考えている方へ

“お客様ファースト”の精神を持っている方は、必ず力を発揮できる

応募を考えている方に向けて、ALGで活かせる資格・経験・スキルなどはありますか?
どの部署、どのポジションでも、何かしらお客様対応の経験がある方であれば、活躍できると思います。
ぜひ、“お客様ファースト”の精神をもっていらしてください。
法律事務所の門をたたくお客様は、何かしら問題やトラブルを抱えているので、そのお客様のお気持ちを汲んで丁寧に対応するためにも、ホスピタリティは欠かせません。
お客様ファーストであれば、自分がその時どんな対応をすればいいかが自ずと見えてくるはずです。
そういった感覚を持っている方は、必ず力を発揮できます。
最後に、応募を考えている方に向けてメッセージをお願いします。
法律事務が未経験の方でも、ぜひご応募いただきたいですね。
ALGは法律事務所でありながら、温かく活気のある雰囲気に良い意味でギャップを感じると思います!

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