豊胸バッグの置換術後に漿液漏の状態が持続し、本来であれば無用の再置換術を余儀なくされたために切開創の瘢痕が残存したことについて、500万円の和解が成立した事例

代表執行役員 弁護士 金﨑 浩之

監修医学博士 弁護士 金﨑 浩之弁護士法人ALG&Associates 代表執行役員 弁護士

事案の概要

患者は従前、フランス製の豊胸バッグを両胸に挿入する豊胸術を受けていました。ところが、豊胸術から数年経過し、挿入した豊胸バッグが破裂を起こす可能性がある医療用に適さない内容物が使われており、内容物が炎症を起こす可能性があるといった医学的問題が指摘されるようになりました。

そこで、患者は相手方病院で豊胸バッグの入替え術(両胸からバッグを除去し、新たなバッグを挿入する手術)を受けることにしました。同術中、バッグが破損しましたが、内容物を除去し消毒するなどの処置が執られず、新規のバッグが挿入されました。その後、患者の手術創から液体が漏出するようになり、患者は本来であれば不必要であった豊胸バッグの再置換術を余儀なくされました。

弁護士の方針・対応

弁護士は、相手方病院のカルテを入手し、調査した結果、有責であるとの判断に至りました。

そこで、本件フランス製の豊胸バッグについての医学的問題から、豊胸バッグを破損させることなく抜去する注意義務があった等の主張を組み立て、相手方に対し、損害賠償を求める通知書を送付しました。

結果

弁護士が、事案に即した主張を展開して損害賠償を求める通知書を送付した結果、通知書送付から5ヶ月という早期に、500万円の和解を成立させることができました。

弁護士法人ALG&Associates 代表執行役員 医学博士 弁護士 金﨑 浩之
監修:医学博士 弁護士 金﨑 浩之弁護士法人ALG&Associates 代表執行役員
保有資格医学博士・弁護士(東京弁護士会所属・登録番号:29382)
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