特発性血小板減少性紫斑病等及び骨髄異形成症候群の治療方針を決定するため骨髄穿刺検査(仰臥位での胸骨穿刺)を受けた際に、胸部大動脈を損傷したため心タンポナーデを発症し、これに対し心嚢ドレナージ等が施されたものの死亡したことについて、1700万円の和解が成立した事例

代表執行役員 弁護士 金﨑 浩之

監修医学博士 弁護士 金﨑 浩之弁護士法人ALG&Associates 代表執行役員 弁護士

事案の概要

患者の血小板数が低下したため、特発性血小板減少性紫斑病等及び骨髄異形成症候群の病態を再評価し、治療方針を決定するため、骨髄穿刺検査(仰臥位での胸骨穿刺)が施行されました。同検査の施行後、患者の血圧と意識状態、酸素化が悪化したため、心エコーが行われ、心タンポナーデであると診断されました。患者はその後死亡しましたが、骨髄穿刺の際の胸部大動脈の損傷が死亡原因であるとされました。

弁護士の方針・対応

弁護士は、任意開示によって相手方病院のカルテを入手し、それを基に調査したところ、有責との判断に至りました。そして、医原性の死亡であることから訴外交渉で解決する可能性があると考え、訴外交渉を行うこととしました。

弁護士が、相手方に対し損害賠償を求める通知書を送付したところ、相手方から一定額支払の呈示がありました。しかし、弁護士はさらに交渉を行って大幅な増額を勝ち取り、最終的には1700万円で和解を成立させました。通知書発送から3ヶ月というスピード解決でした。

結果

弁護士が今まで培ってきた専門性、交渉技術をいかんなく発揮し、通知書発送から3ヶ月というはやさで、1700万円という満足のいく額での和解を勝ち取ることができました。

弁護士法人ALG&Associates 代表執行役員 医学博士 弁護士 金﨑 浩之
監修:医学博士 弁護士 金﨑 浩之弁護士法人ALG&Associates 代表執行役員
保有資格医学博士・弁護士(東京弁護士会所属・登録番号:29382)
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