不同意性交等罪で勾留され、被害者との示談交渉により示談が成立し、起訴を免れた事例
- 依頼のタイミング:
- 勾留決定後
- 事件・罪名:
- 不同意性交等罪
- 被告人の属性:
- 20代
- 無職
- 男性
- 弁護士法人ALGに依頼した結果
- 不起訴
事案の概要
令和5年9月、被疑者は、SNSで知り合った14歳の初対面の被害者を自宅に連れ込み、性交した。事件発生後、被疑者は、被害者から妊娠した旨告げられ、中絶費用を請求された。被疑者は、手持ち金がない等の理由で中絶費用を用意できず、被害者からの連絡を無視するようになった。すると、令和5年11月、被疑者は逮捕・勾留された。
弁護士方針・弁護士対応
事件発生時点である令和5年9月の時点では、不同意性交等罪が施行されていた(令和5年7月13日施行)、法改正前であれば、14歳との性交は、都道府県が定める淫行条例違反に留まっており、初犯である被疑者は、略式命令による罰金処分で終わるのが相場であった。
それに対して、法改正後の不同意性交等罪が適用される本件では、14歳との性交は強姦と同等に扱われるあため、法定刑は懲役5年以上であり、起訴されれば、実刑を覚悟しなければならなかった。本件は、示談できるかどうかで、被疑者が不起訴になるか、数年の実刑となるか、結論が大きく異なりうる事案であるという認識のもと、弁護活動をおこなった。
解決結果(判決・示談結果など)
被害者の両親にお金を工面してもらい、被害者の親権者に謝罪した上で、粘り強く示談交渉をおこなった。結果、示談することができ、被疑者は起訴されなかった。また、示談成立後、準抗告の申立をおこない、被疑者は、早期に釈放された。
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