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【2026年最新】養育費の計算方法は?自動計算ツールや新算定表の見方

【2026年最新】養育費の計算方法は?自動計算ツールや新算定表の見方

養育費は、もらう側(権利者)、支払う側(義務者)の双方にとって重要なものなので、適切に計算することが大切です。

しかし、適切な金額を算出するためには、父母双方の収入や子供の人数・年齢など、さまざまな要素を考慮する必要があり、計算は複雑になりがちです。

この記事では、養育費の基本的な計算方法や、家庭裁判所が公表している養育費算定表を用いた具体的な算定方法などについて解説します。

養育費の請求は弁護士にお任せください

養育費計算ツール

養育費の計算は複雑で、適正額が分かりにくいのが現状です。
そこで、弁護士法人ALGでは、養育費の計算ツールをご用意しました。

養育費を受け取る側・支払う側の年収、子供の人数・年齢などの必要事項を入力することで、自動で養育費の相場が算出できます。

養育費の計算ツールを使いたい方は、以下のリンク先にありますので、ぜひご利用ください。

養育費の計算方法4ステップ

養育費の具体的な金額は、計算式を使って算出することができます。

適正な養育費の金額を算出するためには、以下の4つのステップに沿って進めます。

  • 父母の年収を調べる
  • 父母の基礎年収を計算する
  • 子供の生活費を計算する
  • 養育費の月額を計算する

①父母の年収を調べる

養育費の金額を算出するうえで重要なのは、父母それぞれの年収を正確に把握することです。

年収を証明する資料としては、勤務先から取得した源泉徴収票や役所で取得できる課税証明書などがあります。

養育費算定の前提となる父母の年収は、税金や社会保険料などが控除された手取り額ではなく、控除前の総支給額となる点に注意が必要です。

なお、父母のいずれか、または双方が自営業者の場合は、前年度の確定申告書に記載された「課税される所得金額」(諸経費を控除した後の金額)に実際に支出していない経費等を改めて加算した金額を年収とします。

専業主婦(夫)は収入0とは限らない

基本的には、実際の収入が基準になりますが、元配偶者が働こうと思えば働ける状況にありながら、本人の意志で働いていないような場合には、公平性を保つため、働ける状況にある元配偶者には一定の収入があるとみなされ、養育費が算定される場合があります。

②父母の基礎収入を計算する

養育費は、父母の年収から一定の経費を差し引いた基礎収入を基に算出されます。

基礎収入とは?

総収入から税金、住居費、職業費などの特別経費を控除した収入のことです。

基礎収入を考慮せずに総収入を基に養育費を計算してしまうと、特別経費や養育費の支払いで生活が困窮するおそれがあり、養育費の計算では、基礎収入を正しく求めることが重要です。

基礎収入は、確定した年収に対して、給与所得者・自営業者それぞれに定められた基礎収入割合を乗じることで計算できます。

基礎収入割合については、下表をご参考ください。

給与所得者の場合 自営業者の場合
給与収入(万円) 事業収入(万円)
0~75 54 0~66 61
~100 50 ~82 60
~125 50 ~98 59
~175 44 ~256 58
~275 43 ~349 57
~525 42 ~392 56
~725 41 ~496 55
~1325 40 ~563 54
~1475 39 ~784 53
~2000 38 ~942 52
~1046 51
~1179 50
~1482 49
~1567 48

例:総収入500万円の場合の基礎収入

  • 給与所得者:500万円×42%=210万円
  • 自営業者:500万円×54%=270万円

③子供の生活費を計算する

父母の基礎収入が計算できたら、次に子供の生活費指数を用いて子供の生活費を計算します。

子供の生活費の計算式

義務者(※)の基礎収入×子供の生活費指数の合計÷(100+子供の生活費指数の合計)

(※)養育費を支払う側

生活費指数とは、家庭の中で一人ずつに割り当てられるべき生活費の割合であり、以下のように定められています。

  • 親:100
  • 0~14歳の子供:62
  • 15歳以上の子供:85

例:義務者の基礎収入270万円、0~14歳の子供1人の場合の子供の生活費

270万円×62÷(100+62)=103万3333円

④養育費の月額を計算する

子供の生活費が算出できたら、養育費の月額を求めます。

養育費の計算式

子供の生活費×{義務者の基礎収入÷(権利者(※)の基礎収入+義務者の基礎収入)}÷12ヶ月

(※)養育費を受け取る側

では、義務者の年収400万円の場合と、600万円の場合の具体的な養育費の計算例を見ていきましょう。

なお、6歳の子供1人、権利者の年収は300万円で、父母どちらも給与所得者とします。

年収400万円の場合

  • 義務者の基礎年収:400万円×42%=168万円
  • 権利者の基礎収入:300万円×42%=126万円
  • 子供(6歳)の生活費:168万円×62÷(100+62)=64万2962円
  • 養育費の月額:64万2962円×{168万円÷(126万円+168万円)}÷12ヶ月=3万617円

年収400万円の養育費の相場については、以下のページで詳しく解説しています。

年収600万円の場合

  • 義務者の基礎年収:600万円×41%=246万円
  • 権利者の基礎収入:300万円×42%=126万円
  • 子供(6歳)の生活費:246万円×62÷(100+62)=94万1481円
  • 養育費の月額:94万1481円×{246万円÷(126万円+246万円)}÷12ヶ月=5万1882円

年収600万円の養育費の相場については、以下のページで詳しく解説しています。

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養育費は「養育費算定表」で計算することもできる

養育費の計算は非常に複雑なので、家庭裁判所が公表している養育費算定表を用いて算定することをおすすめします。

家族構成にあった養育費算定表を用いれば、養育費の相場が簡単に把握できます。

ただし、養育費の相場は「〇万円」と明確に決まっているわけではなく「2万~4万円」といった幅のある金額となっています。

多くのケースでは、父母の個別事情に応じて具体的な金額を話し合って決めます。

養育費算定表の見方

裁判所のサイトでは、子供の人数や年齢に応じて、9種類の養育費算定表が用意されています。まずは、家族構成に合う表を選びましょう。

適切な算定表を選択したら、支払う側(義務者)と受け取る側(権利者)の年収を確認します。

算定表では縦軸に義務者の年収、横軸に権利者の年収が記載されており、自身の収入形態(給与所得・自営業)に合わせて該当箇所を探します。

縦と横の交差点に示された金額が、標準的な養育費の目安です。

以上の流れを押さえると、養育費の金額の目安が把握しやすくなります。

裁判所が公開している算定表をご覧になりたい方は、以下のリンク先に掲載されていますのでご確認ください。

養育費算定表を使用した計算例

養育費算定表を使用し、具体的な金額を算出してみます。

(例)父親(会社員)の年収が500万円、母親は無職(年収0円)、子供の年齢は0歳、離婚後は母親が監護権、親権を持つ場合

図のように算定表に照らし合わせると、養育費の月額は6万~8万円となります。

表1

算定表に該当しないケース

養育費算定表は、すべてのケースに対応しているわけではありません。

例えば、算定表は夫婦の子供が3人までの場合を想定しており、実際に子供が4人以上いる夫婦には使用できず、養育費の複雑な計算が必要です。

また、夫婦の一方、あるいは双方の収入が算定表に記載されているよりも多い場合(給与所得者で義務者の年収が2000万円以上、権利者の年収が1000万円以上)も、ただちに算定表が使用できないわけではありませんが、養育費については計算式を用いて算定する場合もあります。

再婚時の養育費の計算はどうなる?

再婚後であっても、養育費は基本的に同じ金額のままで続きます。
しかし、状況が変化すれば見直しの対象となります。

再婚相手との間に子供が生まれた場合や、再婚相手の連れ子と養子縁組した場合などでは、新たな扶養義務が発生するため減額が認められる可能性があります。

自分の子供が、元配偶者の再婚相手と養子縁組すれば、扶養義務がそちらに移るため、養育費の減額や免除の可能性が高いです。

ただし、自動的に減額されるわけではありません。
また、再婚後の養育費を算定するためのツールは、一般には公表されていません。

減額を望む場合には、相手方との話し合いを試みて、合意できなければ家庭裁判所に調停を申し立てる必要があります。
減額できる金額を確認したい方は、弁護士に相談することをおすすめします。

再婚による養育費への影響についてお知りになりたい方は、以下のリンク先で詳しく解説していますので、ぜひご参考になさってください。

養育費の計算について弁護士に相談するメリット

養育費の計算について弁護士に相談するメリットとして、主に以下のようなものが挙げられます。

  • 適切な方法で養育費の金額を計算できる
    養育費を自分で計算しようとすると、どの算定表を使うべきかで迷ってしまうこともあります。弁護士であれば、適切な方法で計算してもらえます。
  • 個別の事情に応じて判断してもらえる
    養育費の金額を計算するときに、標準的な計算だけでは対応できないケースがあります。弁護士であれば、さまざまな事情を踏まえて、増額減額について判断してもらうことができます。
  • 配偶者との協議や法的手続きの対応をスムーズに任せられる
    養育費の取り決めは、調停や裁判などの手続きが必要になることもあります。弁護士に相談しておけば、スムーズに依頼して、時間や手間を大きく減らすことができます。
  • 労力や精神的な負担が軽減される
    養育費の話し合いでは、ストレスを感じる方も多いです。弁護士に間に入ってもらえば、直接やり取りする場面が減ります。
離婚問題を弁護士に依頼するメリット

養育費の計算や請求については弁護士法人ALGにご相談ください

適切な養育費を算出したい、算定表には当てはまらず使用できないといった場合には、弁護士への相談をおすすめします。

養育費は子供を監護・養育するために大切な費用です。
個別の事情によっては、一般的な金額から増額や減額する場合もありますので、適切な養育費の金額を算出しなければなりません。

弁護士法人ALGでは、養育費の増額や減額の案件を多数扱っており、その前提となる養育費の計算方法も詳細に把握しております。

一般的な金額が変動するような、さまざまな事情についても経験している弁護士が多数所属しておりますので、養育費については私たちにご相談ください。

 

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弁護士法人ALG 弁護士 谷川 聖治
監修 :福岡法律事務所 所長 弁護士 谷川 聖治 弁護士法人ALG&Associates

保有資格 弁護士(福岡県弁護士会所属・登録番号:41560)

福岡県弁護士会所属。私たちは、弁護士名、スタッフ名を擁し()、東京、札幌、宇都宮、埼玉、千葉、横浜、名古屋、大阪、神戸、姫路、広島、福岡、タイの13拠点を構え、全国のお客様のリーガルニーズに迅速に応対することを可能としております。