離婚の話し合いに第三者を同席させてもいい?メリット・デメリットなど
離婚の話し合いをするときに、夫婦だけで向き合うのは不安だと感じる方は少なくありません。
夫婦だけでは難しい場合には、第三者に同席してもらうと状況が落ち着き、話し合いが前に進むこともあります。
ただし、同席する相手やタイミングを誤ると、かえって問題が複雑になることもあります。
この記事では、第三者が同席するメリット・デメリット、適した同席者、注意点などを分かりやすく解説していきます。
目次
基本的に離婚の話し合いは夫婦2人で行う
離婚の話し合いは、基本的には夫婦2人によって進めるべきものです。
離婚は、結婚している2人の生活や将来に深く関わる問題であり、当事者が向き合うことによって、互いの希望や不安を整理しやすくなるからです。
誰かに相談したい場合には、事前にアドバイスをもらっておくなど、タイミングは分けた方が良いでしょう。
ただし、どうしても自分たちだけでは感情がぶつかってしまう場合もあります。
離婚を希望する理由によっては安全面に不安があるケースも考えられるため、弁護士などの第三者に同席してもらうことも検討するべきです。
離婚の話し合いに第三者を加えた方が望ましいケース
離婚の話し合いで、以下のような状況であれば第三者を加える必要があります。
- DVやモラハラの危険がある
- 感情的対立で話し合いが進まない
- 話し合い自体に応じてもらえない
なるべく安全に、冷静さを保ちながら話すために、第三者の介入が有効です。
DVやモラハラの危険がある場合
夫婦の一方がDVやモラハラの被害を受けている場合には、夫婦だけで話し合うのは非常に危険です。
相手の支配的な言動や威圧によって、冷静な話し合いができず、さらに精神的・身体的被害を受けてしまうリスクが高いです。
被害を受けているのであれば、自分だけで話し合おうとせずに、信頼できる第三者の同席が欠かせません。
弁護士や支援団体の職員、カウンセラーなど、専門的な立場からサポートしてくれる人が加わることによって、安心して離婚問題に向き合える可能性が高まります。
感情的対立で話し合いが進まない場合
離婚の話し合いでは、これまで積み重なった不満や怒りが噴出してしまい、冷静さを失ってしまうことが珍しくありません。
感情がぶつかり合うと、必要な話題にたどり着けないので、前向きな話し合いが難しくなります。
第三者が同席することによって、双方が見られていると意識するようになり、発言や態度を自然と抑えやすくなります。
結果として、過度な感情が抑えられて、話し合いがスムーズに進むきっかけとなるケースが多いです。
話し合い自体に応じてもらえない場合
離婚の話し合いを求めても、相手が連絡を無視したり、話し合いを何度も無断欠席したりする場合には、当事者だけでの解決は難しく、当事者の関係がさらに悪化するおそれもあります。
第三者が同席すれば、相手としても無視できない状況と感じやすくなり、話し合いのきっかけが生まれる可能性が高くなります。
ただし、強い圧力をかけすぎると、余計に反発して話し合いを拒否されるおそれもあるため、同席者の選び方には細やかな配慮が必要です。
離婚の話し合いに第三者が同席するメリット
離婚の話し合いに第三者が参加すると、夫婦の力関係を是正できます。
また、感情的な対立を抑える効果も期待できます。
そのため、第三者が加わることには以下のようなメリットがあります。
- 相手のペースに左右されにくくなる
- 本人に代わって意向を伝えてもらえる
- 冷静な話し合いができる
相手のペースに左右されにくくなる
離婚の話し合いでは、声が大きい人や感情をストレートに表現する人が、当事者も気づかないうちに主導権を握ってしまう場合があります。
自分の意見を言う前に圧倒されてしまい、伝えようとしていたことを飲み込んでしまう方も少なくありません。
第三者が同席すれば、話し合いの流れが一方的になりにくくなり、安心して自分のペースで考えを伝えることができます。
また、相手が第三者の存在を意識して、強引に話を進めようとする姿勢が抑えられるため、公平に進めやすくなります。
本人に代わって意向を伝えてもらえる
離婚の話し合いでは、緊張や不安、迷いなどのために言葉が出てこない場合があります。
また、気持ちが整理できていないと、本来の意向が伝わらない場合もあります。
相手の反応を恐れていると、冷静に話すのは難しいでしょう。
第三者が同席していれば、伝えたい内容を一緒に整理してもらい、代わりに言葉にしてもらうことができます。
自分の気持ちを丁寧に代弁してもらえることで、誤解を防ぎながら話し合いを前に進めやすくなるのが大きなメリットです。
冷静な話し合いができる
当事者だけで離婚について話すと、どうしても感情的になりがちで、言い合いになってしまうケースが少なくありません。
お互いの欠点や不満なところなどをぶつけていると、必要な話題にたどり着く前に決裂してしまい、溝が深まって協議が難しくなる場合もあります。
第三者が同席すれば、双方が自然と言動に注意を向けるため、感情の暴走を抑えながら話を進めやすくなり、より建設的な対話につながります。
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離婚の話し合いに第三者が同席するデメリット
第三者が同席することには、注意しなければ、かえって話し合いが進みにくくなるリスクもあります。
同席のデメリットとして、主に以下のようなものが挙げられます。
- 話の焦点がぶれやすい
- 個人情報が外部に漏れる可能性が高くなる
話の焦点がぶれやすい
第三者が積極的に発言し過ぎると、本来の離婚に関する話題から外れてしまい、焦点がぼやけてしまう場合があります。
特に両親が同席すると、家族の価値観のようなものが前面に出てしまい、話し合いがまとまりにくくなる傾向があります。
また、家庭の事情や関係のしこりに話が及び、論点が拡大してしまうこともあります。
そのため、第三者にはサポート役に徹すると意識してもらい、あくまでも夫婦が主体となって話し合いを進める環境づくりをしなければなりません。
個人情報が外部に漏れる可能性が高くなる
離婚の話し合いでは、不倫の有無や財産分与の金額、子供の親権など、非常にデリケートな個人情報が扱われます。
第三者が同席すると、悪意がなくても誰かに話してしまうリスクや、SNSなどで情報が拡散されてしまうリスクが高まります。
知人や親族には守秘義務がないため、秘密を守ってもらえる保証はありません。
プライバシーを守るためには、第三者が秘密を守ってくれる人なのかを慎重に判断する必要があります。
秘密を確実に守りたい場合には、守秘義務を負う弁護士へ依頼すると安心です。
離婚の話し合いに同席してもらうのは誰が適切なのか?
離婚の話し合いに第三者を同席させる場合、最も適しているのは弁護士です。
弁護士であれば、感情に左右されず、依頼者を適切にサポートできます。
法的な視点から必要な助言が可能であり、守秘義務もあるため秘密が漏れる心配はほとんどありません。
一方で、弁護士以外の親族や知人が同席すると、感情面による対立や情報の漏えいなどを招き、かえって話し合いがこじれるリスクが生じます。
双方の親
離婚の話し合いに双方の親が同席すると、自分の子供の肩を持ってしまい、感情的な口出しが増える傾向があります。
その結果、当事者同士で進めるべき話が複雑化し、かえって話し合いが難しくなるケースも少なくありません。
感情的になって対立すると、解決までに余計な時間や費用がかかってしまいます。
同席が必要な場合には、感情的な発言を控えてほしいと事前に伝えておきましょう。
また、意見を求める場面など、役割を明確にしておくことも重要です。
親しい知人
親しい知人に同席してもらうと、一方の立場に肩入れしてしまい、かえって話し合いがこじれるリスクがあります。
特に、夫婦どちらかの友人である場合には、相手の感情を刺激してしまうかもしれません。
夫婦共通の知人であれば、中立的な視点から話を整理してくれる可能性があります。
しかし、知人には守秘義務がないため、秘密を誰かに話してしまうおそれもあります。
信頼性やプライバシー保護の観点から、頼む相手を慎重に判断する必要があります。
弁護士
弁護士が第三者として同席する最大のメリットは、法的な知識に基づいた的確な助言が得られるため、話し合いがスムーズに進みやすくなる点です。
弁護士には守秘義務があるため、離婚に関するデリケートな情報が外部に漏れる心配がない点もメリットです。
さらに、財産分与や親権など、将来トラブルになりやすい項目についても適切なアドバイスが受けられるので、安心して話し合いを進めることができます。弁護士費用が気になる場合は、無料相談を活用して費用や依頼内容を事前に確認しましょう。
離婚するときに弁護士へ依頼するメリットについては、以下のリンク先で詳しく解説しています。
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離婚の話し合いに強い弁護士の特徴や選び方
離婚の話し合いに強い弁護士には、主に以下のような特徴があります。
- コミュニケーション能力と共感力が高い
- 離婚に関する法律知識が豊富
- 誠実である
特に重要なのは、自分にとって都合の良い情報ばかりでなく、不利な点についても客観的に伝えてくれる弁護士を選ぶことです。
そのような誠実さを備えた弁護士であれば、離婚問題をより確実かつ納得感を持って進めることができるでしょう。
離婚問題の解決実績や、相談したときの対応なども選ぶときのポイントになります。
無料相談などを利用して、話しやすいと感じる弁護士を選ぶことも重要です。
離婚に強い弁護士の探し方については、以下のリンク先をご参照ください。
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離婚の話し合いで第三者が同席する際の注意点
第三者が同席することで話し合いが進みやすくなる可能性がありますが、関わり方を誤ると夫婦間の問題がさらに複雑になってしまうおそれもあります。
安心して話し合いを進めるために、以下のような点に注意しましょう。
- あらかじめ過剰な口出しをしないように伝えておく
- 客観的な意見のみを述べてもらうようにする
- 実家での話し合いは控える
- 両親や親族の関与が必要な場面を把握しておく
あらかじめ過剰な口出しをしないように伝えておく
第三者が同席する場合でも、事前に必要な場面でのみ発言してほしいと伝えておきましょう。
話し合いを進める主体は、あくまでも夫婦です。同席者が感情的に介入したり、不必要な意見を述べたりしてしまうと、相手との関係が悪化するきっかけになりかねません。
第三者には、夫婦が感情的になってしまったときに冷静さを取り戻すサポート役として関わってもらうと、話し合いが円滑に進みやすくなります。
感情的な口出しは控えてほしいと明確に伝えておきましょう。
客観的な意見のみを述べてもらうようにする
第三者が同席する場合には、できるだけ中立の立場を貫いてもらうために、客観的な意見だけを発言してもらうことが重要です。
発言が一方に偏ったり、相手を過度に否定したりすると、話し合いが対立の場になってしまい、かえって解決が難しくなるおそれがあります。
中立的な態度を保ってもらうことによって、事実関係を整理しやすくなり、冷静な話し合いを続ける助けになります。
一方に肩入れする姿勢が見られる人には、同席を控えてもらいましょう。
実家での話し合いは控える
実家で離婚の話し合いを行うことは、なるべく控えましょう。どちらかの側に有利な空気が生まれ、話し合いが公平に進みにくくなるおそれがあります。
また、親は子供の肩を持つ場合が多いので、感情的な対立が激しくなるリスクが高くなります。
対等な環境を保つためには、実家ではなく、第三者の目が届く中立的な場所や落ち着いて話せる公共のスペースを選ぶことが望ましいです。
敵対関係を悪化させないようにしながら、話し合いの焦点を保ちやすくなります。
両親や親族の関与が必要な場面を把握しておく
両親や親族を話し合いに同席させることは望ましくありませんが、離婚問題を解決するために協力してもらう必要のある場面もあります。
以下のような場合には、両親などに協力を求めましょう。
- 離婚届の証人が必要な場合
- 離婚に伴う債務の連帯保証人が必要な場合
- 話し合い中に子供の面倒を見てもらう場合
- 離婚後の子供の監護者になってもらう場合
両親などの肩入れによって夫婦の対立が深まってしまう事態は避けるべきですが、協力してもらえると助かる状況は存在します。
そのため、親族には適切な距離感での関与をお願いしましょう。
夫婦の話し合いへの同席を断るときには、今後の関係が悪くならないように配慮しながら伝えることが大切です。
手出しや口出しを一切拒絶するような言動は慎まなければなりません。
離婚の話し合いで第三者を加えたい場合は弁護士法人ALGにご相談ください
離婚の話し合いに第三者を加えると、状況によって大きな助けとなりますが、同席者の選び方を間違えると感情的な対立が深まってしまうリスクもあります。
安全に話し合いを進めたい場合や、相手とのコミュニケーションに不安がある場合は、法的知識と守秘義務を備えた弁護士の同席が安心です。
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弁護士であれば、離婚条件を交渉できるため、離婚条件が不利になるリスクも下げられます。
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保有資格 弁護士(福岡県弁護士会所属・登録番号:41560)























